1人が本棚に入れています
本棚に追加
銃声が聞こえた瞬間、俺は物凄いスピードで空に上がってくような感覚に見舞われる。
どの位経ったのかは分からないけど、さっきの感覚に馴れだした頃、目の前が急に眩しくなった。
光に包まれてる感じがする。
不思議と俺の心は凄い穏やかだ。
目が光に馴れ、周りの景色を見る事が出来た。
すると俺は海の上に立っていた。
なんで海の上にいるんだ?
なんで海の上に立っていられるんだ?
周りを見ると見渡す限り海の為、自分がどこに立っているのか全く検討もつかない。
しばらくその場で大人しくしていると、遠くから何かがやって来た。
遠くからは何か分からなかったけど、近付くにつれその姿が明確になってくる。
マジかよ…
ある程度の距離になると、そいつは人の形をしてない事に気付く。
そして目を凝らして見てみると、そいつはライオンだった。
どんどん近付く、近付く度にさらに驚く。
そのライオンは翼がはえており、大きさはゾウと変わらない位の大きさだ。
ライオンが俺の前に来て
[背中に乗れ!]
喋った!
[元の世界に連れて行ってやる。]
ちょっと待って!
急に乗れと言われても…
てゆうか何でライオンが人間と話せるの?
[私も神だからだ。早くしないと食っちまうぞ!]
ライオンは口を開けて威嚇してきた。
わかった!乗るから!
最初のコメントを投稿しよう!