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どこだ？何も見えない。
すると、俺の足下に振動が伝わり、誰かの声がする。
[元気でちゅか～？聞こえてまちゅか～？早く逢いたいから～早く出てきてよ～。]
この声は親父だな…
なんかキモいから、声がする方に蹴ったら
[おう!?動いた!!そうか、そうか、お前も早く逢いたいか？ﾊﾊﾊﾊ。]
違うわ!!
でも、なんて優しい声なんだ…。
俺が死んだら悲しむよな…
こんなに楽しみにして
あんなに可愛がって
ごめんな…。
孫の顔見せてやれなくて…。
俺も父親ってのをやってみたかったな…。
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