運命

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えっ?神? それより、早くこの状況なんとかしてくれ! 助けてくれるんだろ? [お前さぁ~礼儀がなってないね。相手が名乗ってんだから、まずは自己紹介じゃないの?] ふざけんな!! そんな余裕あるか!! もう動くんじゃねぇのかよ、あのトラック!! [いいねぇ~。その切迫感。] なぁ、早く助けてくれよ。 [はいはい。助けてあげますよ。] そう言って天地は動けない俺を抱えて、道路脇まで運んでくれた。 すると、時間が経過したのか、今までいた空間が嘘のように、止まる前の世界に戻った。 助かった… [で、名前は?] 俺はまだ現状が把握できておらず、震えるような声で自己紹介した。 宮…本… [宮本ね。オッケー!まだ頭の整理出来てないみたいだから、とりあえず落ち着くまでそこのベンチに座ってようぜ。] 俺は言われた通りベンチに座った。
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