1@武将ファイター

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スタート地点に立った俺は、装備を確認した。装備は、ボロボロの剣と薄い服だけだった。俺は、山賊などに合わないように、用心しながら鹿利のアバター(ケーンデアー)が待つ所まで、マップを見ながら移動しようとすると、物影から3人出てきた。プレイヤーハンターだった。この世界には、ハンター(プレイヤー)とCP(山賊、海賊)の2種類の悪党がいる。俺はその、プレイヤーハンターに見つかってしまった。「おい、兄ちゃん。金をよこせぃ。」 「えへへへへぇ」 俺は、囲まれてしまった。このゲームにアシストはない。あるのは、スキルだけだ。だからこそ、俺でも、勝てる見込みがある。俺は鞘から剣を抜き、前に向かって構えた。構わず、目の前の敵に振り下ろした。でも普通に避けられた。隣の二人が飛び掛かってきた。その瞬間何かが二人の胸に突き刺さった。そして二人が倒れて、ガラスみたいに吹き飛んだ。前のやつは逃げていた。そして、目の前に二人が現れた。それは、写真で見たことがあった。そうケーンデアーだ。 「いやぁ、ありがとう、助かったよ。ところで君は?」 といってケーンデアーの、隣を見る。 「こいつ?あぁ、こいつは同じ隊の隊員の弓の名手の『パーボ』だ。こいつがあの二人を殺した。お前も、礼を言えよ!」 「ありがとう、パーボ」 そうして俺達は、伊達領へと向かった。
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