プロローグ 低魔力少年のお話

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「はい、あなた様の言う綾峰学園とはあの最古にして最高峰と呼ばれるあの魔法学園です」 俺があえて伏せた魔法を言うって事は本当に関係者なんだろう。 「さっき入学手続きって言ったけど残念ながら俺は綾峰よりランクの下の桐栄に落ちたんだ、 綾峰に通える程の魔力も学力も俺にはないんだ綾峰なんて到底夢のまた夢さ」 俺は今綾峰に通う魔力はないって言ったけど正直のところ魔力は0らしい。 桐栄学園の身体検査で魔力を計ったところ0と言う数字がはじき出されその結果不合格となった。 「いいえそんな事はありません、私のみたてたところによりますと綾峰の合格基準は越えておりますが」 桐栄学園よりもランクの高い綾峰の合格基準に達してるなんて冗談にしても笑えない。 「なので司波様のご判断により特待生扱いとして学園入学する事も可能ですがいかがなさいますか?」 俺としては願ってもないチャンスだ。
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