プロローグ 低魔力少年のお話
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「それでいかがなされますか?」 クロードは手を後ろに組んで綺麗に背筋を伸ばして聞いた。 「そりゃあ俺からしてみれば断わる理由が見当たらない相談だ」 「それはイエスととっても構いませんね」 俺は黙って頷いた。 「では後ほど学校の方にも連絡をさせて頂きます」 クロードは今度は窓ではなくドアから出て行った。 その場に取り残された俺も家に帰った。
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