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俺は特にやる事もなくぶらぶらと外を歩いていた。
「あ~あ、仕事探すのかぁ~」
まだ肌寒い季節でダウンジャケットのポケットに手は突っ込んでいる。
俺何してんだろうな…
そう考えるとかなり悲しくなるのでそれは考えないようにしよう。
目的もなく歩いていると俺の見慣れた人間がいた。
「…あれ!?これはこれは司波くんじゃないか!」
そしてあんまり関わりたくは無い連中だ。
だから無視…
「シカトぶっこいてんじゃねぇぞ!!」
そいつは俺の顔に近づけて啖呵を切る。
そいつは俺の中学の同級生で、一言で言えばろくでもない奴。
だから俺はこう言ってやった…
「…俺に関わんじゃねぇよ……」
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