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「その辺で勘弁して上げてはいかがですか」
まだ1人しか相手にしていないのに外から声が聞こえる。
外から……?
俺は全ての意識を外に向ける。
窓には長い髭を優しく撫でている初老がいた。
本来ならなにも驚く事はない。
ここがビルの3Fという事を除けば。
「あ…あんた何者だよ!」
俺はもう残りの不良の事などどうでもよかった。
「………」
だが初老は黙って司波を見つめている。
その後初老は無言のまま窓に手をかけゆっくりとビルの中に侵入した。
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