しゃぼん玉

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待ち合わせ場所の公園の高台に着くと、シノはすでに先に来ていた。 彼の周りに漂う大小さまざまなたくさんの丸い玉に、思わず目を丸くする。 「…何してんの?」 「ん?しゃぼん玉」 何でもないことのように、答えられる。 いや、何でこんなとこでしゃぼん玉作ってるのかを俺は知りたいんですが… 俺がそう伝えると、シノは「駄菓子屋に寄ったら、おばちゃんが『オマケだ』ってくれた」と教えてくれた。 「オマケ」って、お前いくつだよ…
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