聖なる夜の独り言

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今年もまたこの日が訪れる 遥か昔の彼に想いを寄り添う人は きっと世の中の一部なのだろう それでも イルミネーションはキラキラと輝き 赤と白の衣装を纏う人がいて それはそれで悪かない 誰もが幸せになれるわけじゃないのだし 苦しみや孤独から逃れるのは 簡単じゃないし 救いも空から舞い降りはしない 世の中は複雑で 猥雑で 厄介なものだ それでも生き抜いていなければ 聖なる夜の 創られた灯りを目にする事も出来はしない 誰に感謝を捧げるべきなのか 僕にはわからないけれど まあ悪かない それで良いのだろう メリークリスマス 少なくともこうして あなたに告げられた事に 感謝しよう
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