タモツからの誘い

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保は、同級生なのに、わたしに敬語を使えと言うほどの男。 10分だけ自分のほうが、入部が早かったと言う理由だけで。 同級生なのに、先輩後輩の間柄になった。 保は自他ともに認める変わり者で、独自に編み出した練習方法を無理やりわたしに付き合わせた。 来る日も来る日もわたしに敬語を強いて、自分は踏ん反り返り、練習に付き合わせたのだ。
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