俺はいつまでも甘い夢を見てる。 (( ))

7/10
前へ
/10ページ
次へ
部屋に置いてある雑誌を眺め自分とヤスが二 人で対談している記事を眺めながら止まらな い涙を必死に拭っていると携帯が鳴った。 画面には"ヤス"の文字。慌てて鼻を啜り目を擦 れば電話に出る。 「…はい、ヤス?」 「あ、渋やん?僕やけど~」 「…いや解るってヤス。」 「あはは、せやな変な事言うてもうたわ~。 」 「…で、どうしたん?」 「んー…?どうしたというか。最近渋やんぼー っとしてる時多いから疲れとるんかなって思 って。…ほんで逢いに来てん。」 「…え?今どこ居るん?」 「…えへへ、渋やんの家まで来ちゃった。話聞 きたいから入るわ。」 「…っえ、ちょっ…ヤス!」
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

59人が本棚に入れています
本棚に追加