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暫く自転車を漕いでいると、誰かに後ろから肩を叩かれた。
「のーぶあきっ！ おっはよー！」
「……慎也。危ねぇだろ」
自転車を止めて、後ろを振り向いた。
親友の秋葉慎也（ｱｷﾊﾞ ｼﾝﾔ）が笑いながら、自転車に乗っていた。
「何か元気ねぇなー。どうしたんだ？ 恵ちゃんに振られたのかぁ？ それとも、浮気!?」
畜生。お前は俺が振られる事しか想像出来ないのか。
「冗談だって！ 本気にした？ あーあ。俺もリア充になりてぇー」
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