始まり

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「恵ちゃーん……。俺も居るよー……」 「あ! ごめん!」 「慎也は影が薄いもんなぁ」 「んだと!? ちゃんと影濃いし!」 慎也は、俺の頭を叩く。 パカーンッ、と良い音がした。 「痛ぇし!」 「アハハハッ!」 「ギャハハハハッ」 恵と慎也は笑っていた。 ――ずっと、こんな日常が続くと思ってた。 だけど……あの「ゲーム」を見つけてしまってから……この日常は終わりを告げた……。
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