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立ち上がって夜空を仰ぐ。
そうしていないと……泣いてしまいそうだった。
しばらく空を見上げていると、黒に染まった空から白い何かが舞い落ちてきているのを見つける。
「雪だ……」
小さな小さな淡い白雪はゆらゆらと揺れながら町へと降り注ぐ。
その光景が俺にはまるで、゙あいづが頑張れ。と背中を押してくれているように見えた。
サンタからの……いや、゙あいづからの贈り物だと思った。
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