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「くそっ!!何なんだよ!?」
俺は何かから逃げるかのように走りながら叫ぶ。
必死で必死で走る。肺が裂けそうになるまで走る。
それもそうだ。何せ、人が喰われていた。
訳も分からない事を目の当たりにした。
そして、人を喰らっていた何かが今、俺を追って来ている。
「俺が何したってんだよ!!」
何かから未だ逃げ続ける俺。
角を曲がって、曲がって逃げ続けた結果・・・
行き止まりになってしまった。
「はは…う、嘘だろ…」
そして、後ろを振り向く。
その人間ではない何かが牙を剥き出しにして、大きく跳躍し、俺に襲いかかってきた。
「終わった・・・」
死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死死死死死・・・
そして、俺は死んだ。
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