神の夜

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「あ、明!ここにいたのね!!」 とドアを開けた人物が俺にそう言いながら向かってきた。 「げっ!!真奈美」 「『げっ!!』じゃないわよ!明、アンタまた掃除サボったでしょ!今日という今日は許さないから!」 俺にやかましく説教してくるコイツは片山 真奈美。 俺の幼馴染みで、高身長(俺よりは低いが)、小学生の時からの腐れ縁で、成績優秀、スポーツ万能、学級委員で生徒、教師からの信頼は厚い。 欠点なのは… 「胸がね」 「なにか言ったかしら?明くん?」 パキパキと指の骨を鳴らす真奈美。 「・…すんません」 謝んないと死んでたな、俺。 「なら、良し。でも明、こんな所で何してたわけ?」 「ああ、ちょっと読書をね」 とさっきまで読んでた本を渡す。
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