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「教師達の話を盗み聞きしたのよ。職員室に用があって行ったら、ちょうどその話をね」
「あーなるほどね」
教師達が知っていてもおかしくはない。何せ、そういう事件となると真っ先に学校に連絡してくるはずだから。そう言われると今日の教師達はどこか浮かない顔だったような気がしなくもない。
「亡くなったのは隣のクラスの飯山君らしいわ。今朝、学校にも来てなかったし」
「飯山って、あの飯山か！？」
驚きを隠せずについ大声を出してしまった。
飯山って言えば、クラスの人気者でムードメーカーであり、強面とは裏腹に根が優しくて、女子にも人気だった。
俺も去年、同じクラスで仲良くやってたが、あの飯山が･･･
「飯山君、確か昨日ちょっと変だったらしいよ…」
「変って？」
「聞いた話だけど、なんかスゴく怯えてたみたい。小声でずっと『死にたくない、死にたくない』って言ってたみたい。何か言っても、それの一点張りだったらしいよ」
「それは変だな･…」
でも待てよ？
話の流れ的に飯山は昨日の時点で命を狙われていたのか？脅されてたのか？
どういう事だ･…
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