―異次元―

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―――贖罪(しょくざい)の街にて――― ???「今日は調査任務だったな……サクヤ、適当に済ませておいてくれ」 サクヤ「ちょっとリンドウ!!真面目にやってよ!!……もぅ」 サクヤは膨れっ面でリンドウを睨み付ける リンドウ「まあまあ、落ち着けよ、詫びにジャイアントトウモロコシやるから」サクヤ「いらないわよ」 即答され少し怯むリンドウ リンドウ「酷いな………っと……どうやらお客様みたいだな……援護たのむ」 駆け出すリンドウ サクヤ「ちょっと…!?」リンドウの向かった先には騎士のようなアラガミ「ボルグカムラン」が近付いてきていた その数3頭……… リンドウ「……厄介だな……」 リンドウはすでに一頭目のボルグカムランの槍を叩き折っていた サクヤ「一旦体制を立て直しましょう」 リンドウ「わかった」 リンドウがスタングレネードを投げ、二人はその場から離れた リンドウ「全く、厄介なもんが出てきやがったな」 サクヤ「そろそろソーマが来てくれるはずよ」 リンドウ「そりゃあ助かるな………ん?」 リンドウは目を細めた サクヤ「どうしたの?リンドウ」 サクヤもリンドウが見ている方向を見つめる リンドウ「………人だ……倒れている」サクヤ「難民かしら……とにかく早く救助しましょう」 二人は倒れている人影に駆け寄った リンドウ「………なんだ?こいつは……見掛けない格好だが……」 サクヤ「神機……じゃないみたいね」 サクヤは男の腰に付いている大剣を調べていた リンドウ「とにかく、支部に連れ帰るぞ」 サクヤ「わかったわ……!?」 突如、ボルグカムランが1頭現れる リンドウ「ちっ……こんな時に」 サクヤ「どうするの、リンドウ」 リンドウ「こいつを守るぞ、サクヤ、援護たのむ」 再びリンドウは武器をかまえる サクヤ「了解」 サクヤは男を隅に寝かせボルグカムランから距離をとる リンドウ「でやあぁぁ!!」 リンドウの振るった神機の刃がボルグカムランの肉をそぎおとす ボルグカムランの咆哮が鳴り響く すかさずサクヤは遠距離からの狙撃で確実に相手の間接を狙い、相手を怯ませていた しかし リンドウ「しまっ…」 別のボルグカムラン2頭男を狙っていた サクヤ「間に合わない!?」 2頭のボルグカムランの槍が振り上げられた 二人は急いで男に駆け寄るが、戦っていたボルグカムランに遮られる リンドウ「邪魔すんじゃねぇ!!」
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