―異次元―

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リンドウはボルグカムランを切り裂いた だがすでに2頭のボルグカムランは槍を振り下ろしていた 砂煙が上がる しかし槍は男を突き刺してはいなかった リンドウ「……嘘だろ」 サクヤ「そんなことって…」 二人は驚愕していた 2本の槍は受け止められていた 男の右腕だけで ???「邪魔なんだよ!!」 男は槍を地面に突き刺し、大剣で切り裂いた 2頭のボルグカムランは喚くように吠えた ???「なんだこいつら……魔物か?」 男はボルグカムランを見上げ、呟いた ???「恨みはねぇが……死んでもらうぜ……デッドスパイク!!」 化け物の顔のような黒い衝撃が2頭を引き裂いた リンドウ「なんだ……今のは」 サクヤ「まるで……アラガミ」 二人は呆然とその様子を見ていた そして リンドウ「おい!!」 ???「?」 男はリンドウに気が付いたそしてリンドウは武器をかまえたまま男に話しかけるリンドウ「お前は何者だ?」 男は ???「何者だっつわれてもなぁ………俺の名はラグナ、ラグナ=ザ=ブラッドエッジって呼ばれてる」 男は意味も分からず名乗った リンドウ「一つ聞きたい」ラグナ「なんだよ?」 お互いに武器をかまえる リンドウ「お前……人間か?」 突然妙な質問をされ、一瞬戸惑ったが ラグナ「……まぁ……一応」 リンドウ「………」 リンドウは武器をおろし、数秒間考えていた、そしてリンドウ「……よし、ラグナ=ザ=ブラッドエッジ……だっけか……面倒だからラグナでいいか……ラグナ!とりあえずついてこい」 サクヤ「ちょっと……大丈夫なの?」 サクヤはリンドウの袖を引く リンドウ「人だって言ってるんだし…いいんじゃねぇか」 リンドウはラグナを手招きする ラグナ「……一応ついていくか」 ラグナは二人と距離をとりついていった 少し進んだ所でフードをかぶった青年が立っていた ???「………そいつは?」 リンドウ「こいつはラグナ、ラグナ=ザ=ブラッドエッジ、さっき救助した」 ソーマ「他の支部のゴッドイーターか?」 リンドウ「さあな、よく分からん」 ???「………」 リンドウ「とりあえず帰るかいくぞ、サクヤ、ソーマ、ラグナ」 ソーマ「……」 サクヤ「了解」 ラグナ「ああ」 四人は歩き始めた その時一瞬、ラグナはソーマに睨まれた気がした
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