ハローデイジー

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ハローデイジー

瞳は甘くてキャンディーのよう 口の中に宝石閉じ込めた 眠る星から漏れるメロディー ハローデイジー 僕はゆくよ 繰り返すままに 取り返す始末 いつかなんて要らないと いつか 砂糖菓子の木が誘う朝 体温で溶ける午後のまどろみ ゆれる羽から零れるアイロニー ハローデイジー 僕はゆくよ うなずいては首を振り 僕の指を千切る そうだねデイジー 並べた指切りの数は ふたりの愛の誓い 守れない約束に契りを結んだ 過去の僕にきみは罰をくれる ハローデイジー 僕はゆくよ やさしい南風が 僕らを引き裂いたんだ 恋人に差し出す針千本 僕は吐き捨ててしまうから ハローデイジー 僕はゆくよ さみしい通り雨が ビルの窓を濡らすんだ 滲んで何も見えない 窓拭きのおじさんによろしくね ハローデイジー そうだねデイジー 僕が吐き捨てた針を口に入れたりしないで もうない指では涙も拭けやしないよ ねえデイジー お願い事はベッドの中で聞くから いつかなんて要らないと いつか
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