MOON CHILD 3

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『…変てなに?』 がらりと音を立てて変わったジョニーの雰囲気。 まっすぐこちらを捉えた瞳が濡れたようなのは、決して酒のせいではなく。 常軌を逸する一歩手前にも見えたのは、気のせいだったのか。 『いつもと、違うやん…』 無意識に近いところで、勝手に返事をする自分の口。 ジョニーに引きずられて、制御不能に陥りそうやった。 感情を削ぎ落としたように空虚な顔立ちは壮絶に綺麗で、こんな状況なのに思わず見惚れてた。 『いつもってなに?エースが俺のなにをしってるって言うん?』 凄まれて思わず身構えた。 反射的に、ただそれしかできんかった俺を見て、一瞬我に返ったようにジョニーの瞳が揺らいだ。 そのまま、ふたりの間に落ちる沈黙に耐えられんくなったのは俺の方やった。
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