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「エース、なんや偶然やな。」
「お・おん。」
俺に遅れて気づいたジョニーは、気安い様子で近づいて来おった。
つられてアイツの周りにいた取り巻きが揃ってこっちを見るもんやから、仕方なく返事する。
全身からほっとけや・あっち行けや・オーラ発しとるのに気づきもせん…、いや、気づいてんのに無視しとんのか。
あの気まずい一件の後やというんに、無駄に色気含んだ微笑みで…。つーか、俺に向けんでもええやん!
「こんなとこで会うなんて思わんかったわぁ。ひとり?」
「…そやけど。」
こっちの台詞じゃボケ、オマエこそ俺のテリトリーでなにしてん!?
そんな内心隠した俺の素っ気ない反応に構わず、全く意図の読めないジョニーの言動。
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