プロローグ

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数年前、体調を崩したまま治らない体。 親ゎなかなか理解してくれなかった。 『自律神経失調症』 強いストレスや過労が原因で、自律神経のバランスが崩れる病気だ。 結花は腕に点滴の針が刺さったまま、目を瞑っていた。 酷い吐き気、頭痛、発汗、動悸。 このまま死んでしまったほうが楽だ… そんな思いで力無く、横たわっていた。 食べることができず、骨が浮かび上がった体ゎ、自分でも気持ち悪く感じる。 高校も、出席日数が足りず留年、そして中退。 これからどう生きていけばぃいかわからず、目の前ゎ真っ暗だ。 薬を処方され、家に帰った。 寝たきりの生活。 《こんな体、消えてしまえばぃいのに…》
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