Ⅱ
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「なにー?もっと?」 楽しげに笑われてしまっても、構わなかった。 ただ、心に空いたままの穴を埋めて欲しくて。 小さく、首を縦に振る。 「バカだな、お前は」 そっと目を閉じれば、再び唇が塞がれた。 今度は、乱暴に。 「ん……あ」 震える恵美の体を、和成の腕が抱きとめる。 指がスルスルと背中をまさぐって、止まらなくて。 彼女をトロトロに溶かしていく。
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