Ⅱ

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意味が分からなくて、すがるようにくっつけた体を、和成は引き剥がす。 「これ以上してたら、もうダメだ」 恵美に、というよりも、自分に言い聞かせるように言いながら、彼は乱れた恵美の服を整える。 「我慢できなくなる」 「え……」 火照ったままの頬を自分でも感じていたから。 恵美は手を添えて隠しながら言った。 「我慢……?」 「そりゃそうだろ。そんなエロい顔しやがって」 パチンと恵美の額を弾いて、彼は笑った。 「あー、もうっ。マジで無理!」
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