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目をウルウルさせながら、恵美は訴えた。
「そんなの、無理ですよ。これからずっとですかあ?」
「当たり前」
「そ、そんなあ……。1回だけでも、もういっぱいいっぱいだったんですよ?
これ以上なんて……心臓がもたないです」
ガックリと肩をすくめて見せても、彼はこちらを見てもいない。
いつの間にやら、すっかり元通りの意地悪な空気を纏って、
「まーた、そんな顔して。これ以上、それ続けたら、もう我慢すんの止めるからな」
ニヤリと笑った。
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