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「ふうん。で、いい感じになれた……と」
「えへへ……。いい感じっていうか、まあ……そうだね」
「結局、ノロケかよー」
顔をほころばせる恵美の隣で春香が溜め息をつくと、彩と里美も続けて深い息を吐いた。
「なーんかさ、別に別れて欲しいってわけじゃないけど。
こんなにニヤニヤ話されても、面白くないよねえ」
「確かに」
「そんなあっ。里美ちゃんだって、いっつもノロケてばっかりじゃん!」
呆れ顔の里美と彩に、恵美は不満げに訴えたのだけれど。
「私は良いの」
里美の理不尽な言葉に、撃沈した。
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