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「そんな勝手に……。私、まだ何にも言ってないんですけど」
弱気の恵美だったが、3人のほうが乗り気のようで
「分かりました!しっかり証人として、見届けますっ」
と敬礼の真似などしながら、楽しそうに笑っている。
「ええ……。だから、私はまだ認めたわけじゃ……」
恵美は最後までぼやいていたが、彼女の意見など、誰の耳には届いてはいないようだ。
しかしさすがの恵美も、ここでただ引き下がるわけにはいかなかった。
「じゃあ……私からも、佐藤先輩……。
あ、『和成先輩』に条件があります!」
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