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「ご、ごめんなさい……」
「で?なにして祝ってほしいわけ?」
俯く恵美の前で、彼は威張ったように胸を張る。
しかし、そんな彼の勢いを止めたのは、里美だった。
「先輩っ。そういうのは、彼女に聞いちゃダメなんですよ」
「は?」
予想外の邪魔者に、キョトンとする和成。
すると、後を続けて彩が口を開いた。
「そうですって。そういうのは、サプライズが大事なんです!」
「そ、そういうもん?」
「もちろん!ってことで……」
と和成の手を引いて、見る間に隅っこへと連行していったのは春香。
「えーと……」
事態が飲み込めずにいる恵美を置き去りに、3人と和成はコソコソと話し始めた。
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