Ⅳ

6/68
前へ
/632ページ
次へ
「いいのっ。嬉しいもんは、嬉しいんだから!」 恵美が泣き笑いのような可笑しな顔になりながら言うと、里美はペシペシ肩を叩いた。 「ま。これで、料理の腕を磨いて下さいよっ。 それで佐藤先輩をメロメロにして……」 「で、余裕が出てきたら、私たちにも何か作ってきてねー!」 ちゃっかり彩が付け足すと、春香も、しっかりと 「あ、じゃあ……今度、恵美に手作り弁当つくってもらって、遊びに行こっか」 などと提案して、恵美を慌てさせるのだった。
/632ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3303人が本棚に入れています
本棚に追加