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「やっ、ちょっと……」
慌てる声を上げる恵美の言葉なんて、耳に入っていないのか。
和成は横になった恵美と入れ替わるように、クルリと彼女の上に倒れこんで。
まだ何か言いかける彼女の口を、無理に唇で塞いでしまった。
「ん……」
また吹っ飛びそうになる意識を懸命に手繰り寄せて、和成の胸を押してはみるのだが、ビクリともしない。
そして、スルリとシャツが捲くられたかと思えば、肌を直に滑る彼の指を感じて。
体が跳ねてしまった。
「先輩っ」
かすれた声で呼びかけても、彼はトロンとした目で彼女を見下ろしているばかり。
再び開きかけた彼女の口を塞いでしまうと、今度は大胆に服の中を彼の指が動き始めてしまう。
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