present

１

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｢クリスマス、皆どうするの？｣

12月に入り、冬休みまで後少し。

何となく聞いてみれば、３人からは当たり前の様に｢勿論デートだよ｣と返ってきた。

何で？ という表情の後は、三者三様の表情が続く。

恋人達の一大イベント、クリスマスまで１ヶ月を切った日曜日。

私と、双子の姉流水(ﾙﾐ)と、幼馴染みで親友の可奈(ｶﾅ)と美夜(ﾐﾔ)の４人は、お昼過ぎに待ち合わせをしてファミレスに来ていた。

｢まさか流風(ﾙｶ)、クリスマスの予定が無いとか言わないよね？｣

目を座らせテーブルに頬杖を着いた可奈が、手に持ったストローの先を私に向けてトンボの目を回す様にクルクルと円を描く。

｢あはは、まさか。そんな訳無いじゃん｣

有り得ない、という様に笑った美夜。

｢そういえば、流風の予定って聞いてなかったよね。何処行くの？｣

とは流水。

私の顔は引き攣った。