2人が本棚に入れています
本棚に追加
今、俺は県で一番頭の良い県公立の学校の入学式をしている。
遠くから俺と目を合わせ、笑うのは小学生の頃からの親友、悠哉だ。
残念ながら違うクラスだった。
目を合わせ、俺も笑う。
と、悠哉が先に目を逸らせた。
後ろの席の奴に話しかけられて、何だか楽しそうに会話をしている。
何だ、もう友達が出来たのか。
悠哉は昔から人柄が良く、おまけにかっこ良くて勉強もできて頭も良いから友達が多い。
そんな悠哉と真逆の人間、まさに俺。
見た目は断髪で黒髪、もちろんワックスもしていない。
おまけに眼鏡で身長も平均より低くて、いかにもガリ勉って感じだ。
しかも人見知りだし、滅多に笑わない。
だからか昔から友達が少ない。
最初のコメントを投稿しよう!