ばれんたいん・きっす

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やっと言えた『愛してる』は本当に喜んでもらえたみたいで嬉しかったけど、もう一度言って欲しいと言われたら多分言えないと思う。 誰も居ない所でだったら言えるかも? ……いや、やっぱり無理、無理だと思う。 一生涯でたった一度しか言えないような、そんな感じがするけど、やっぱり私はフレイの事大好きだし、一杯愛してると思うし、絶対に護りたいと思うし。 いつかフレイに言ってもらってるのと同じ位に返せたらと思う。 その前にフレイの『愛してる攻撃』を止めないといけないのだけれど。 帝都滞在最終日、観光エリアに繰り出した私達。 周りの視線を完全粉砕して耳元で愛してる言いまくるフレイをどうしようか悩みながら道を歩いてたりして。 「こちらの言っている事を理解出来る人はそうそう居ない。 そんなに恥ずかしがる事も有るまい」
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