10年後…再会…☆愛泉side☆

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私は、杏と鈴に手を振りながら、しばらく、蒼空のことを見ていた。 杏達が、私に近づいて来た時、蒼空は、すぐに、私から目を反らして、最初にいた2人に近づいた。 そして、しばらくしてから、他の2人と一緒に、私達のところに来た。 「М女の人…だよね?」 「S学の人? そうだけど…何で分かったの?」 蒼空に聞かれて、鈴が、そう問いかけた。 「斉藤から、君達の写メ見せてもらってたから…。」 蒼空は、低い声で言った。 当たり前だけど、昔の高くて可愛らしい声じゃない蒼空に、少し、違和感を覚えた。 でも…低くても、優しくて、ふんわりしたしゃべり方は、変わっていなかった。
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