177人が本棚に入れています
本棚に追加
ママとパパが出て行ったのを確認した私と蒼空は、目を開けて、見つめ合った。
「明日から、また、会えなくなっちゃうね…。」
「だな…。
今はさぁ、ママ達いないと会えないけどさ、おっきくなったら、誕生日もクリスマスも、2人で祝おうな!!」
「うん。
そうだね…。
あっ…ねぇ、蒼空。
私達が、18歳になった時のクリスマス・イブの夜は、駅前の大きなクリスマスツリーの下で、待ち合わせしよう!!」
「おぉ…!!
それいいな!!
18歳のクリスマス・イブだな!!
…じゃあ…約束!!」
「うん。
18歳のクリスマス・イブ…約束ね!!」
私と蒼空は、そう話して、小指と小指を絡ませながら、2度目のキスをした。
明日の朝、パパ達を怒らせて、ずっと会えなくなっちゃうなんて…この時の私達は、予想もしていなかった。
2人で、また、来年の誕生日の日に会えるのを楽しみにしながら、手を握り合って、眠りについた。
最初のコメントを投稿しよう!