8歳のクリスマス

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ママとパパが出て行ったのを確認した私と蒼空は、目を開けて、見つめ合った。 「明日から、また、会えなくなっちゃうね…。」 「だな…。 今はさぁ、ママ達いないと会えないけどさ、おっきくなったら、誕生日もクリスマスも、2人で祝おうな!!」 「うん。 そうだね…。 あっ…ねぇ、蒼空。 私達が、18歳になった時のクリスマス・イブの夜は、駅前の大きなクリスマスツリーの下で、待ち合わせしよう!!」 「おぉ…!! それいいな!! 18歳のクリスマス・イブだな!! …じゃあ…約束!!」 「うん。 18歳のクリスマス・イブ…約束ね!!」 私と蒼空は、そう話して、小指と小指を絡ませながら、2度目のキスをした。 明日の朝、パパ達を怒らせて、ずっと会えなくなっちゃうなんて…この時の私達は、予想もしていなかった。 2人で、また、来年の誕生日の日に会えるのを楽しみにしながら、手を握り合って、眠りについた。
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