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蒼空は、そんな私の頭を、優しく撫でた。
「…俺が、キスしようなんて…言ったからだよな…ゴメンな…。
謝るから、俺から、離れて行かないでよ…。」
蒼空は、そう言って、申し訳なさそうに笑った。
「そんな…謝らないでよ…。
私だって、キスしたいと思ったんだから…。」
私は、そう言って、顔を真っ赤にして、蒼空から、顔を反らした。
蒼空は、そんな私を見て、クスッと笑った。
「なっ…何で笑うの?」
私は、蒼空に笑われた理由が、分からなくて、蒼空の方を向いた。
「愛泉が、可愛いなぁ…って思ってさ。」
蒼空は、そう言って、また、クスッと笑ってから、優しいキスをしてきた。
「お前ら…何してるんだ…!!」
でも、次の瞬間、私達は、パパの怒鳴り声と共に、引き離された。
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