8歳のクリスマス

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蒼空は、そんな私の頭を、優しく撫でた。 「…俺が、キスしようなんて…言ったからだよな…ゴメンな…。 謝るから、俺から、離れて行かないでよ…。」 蒼空は、そう言って、申し訳なさそうに笑った。 「そんな…謝らないでよ…。 私だって、キスしたいと思ったんだから…。」 私は、そう言って、顔を真っ赤にして、蒼空から、顔を反らした。 蒼空は、そんな私を見て、クスッと笑った。 「なっ…何で笑うの?」 私は、蒼空に笑われた理由が、分からなくて、蒼空の方を向いた。 「愛泉が、可愛いなぁ…って思ってさ。」 蒼空は、そう言って、また、クスッと笑ってから、優しいキスをしてきた。 「お前ら…何してるんだ…!!」 でも、次の瞬間、私達は、パパの怒鳴り声と共に、引き離された。
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