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蒼空と会えなくなって10年…。
蒼空が、かっこよく成長してる保証なんてない…。
それに、蒼空は、私のことなんて、忘れているかもしれない…。
それでも、私は、蒼空以外の人と付き合う気はなかったんだ…。
「ねぇ、愛泉は、今年も行くでしょ?
高校最後のクリスマス、初恋が忘れられないで、彼氏がいないなんて、寂しいよ?」
鈴が、そう言って、私の顔を覗き込んだ。
「そうだよ!!
向こうが、のんとの約束を覚えてるかどうかも分かんないじゃん!!」
杏も、そう言って、私の顔を覗き込んだ。
彼氏がいる2人は、毎回、そう言って、私に、合コンで彼氏を見つけるよう促してくる…。
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