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鈴は、“斎藤”と聞いて、納得したのか、頷いて、ニコッと笑った。
「そうだったんだ。
それじゃ、皆、揃ったし、カラオケボックス行こっか。」
鈴が、そう言うと、皆、頷いて、合コン場所のカラオケボックス目指して歩きだした。
しばらくして、鈴が、私のところに来た。
[愛泉…。
今、話しかけてきた子が、たぶん、柊木 蒼空君だよ!!
どう?イケメンでしょ?
もし、初恋の蒼空君じゃなかったとしても、気に入ったなら、付き合っちゃえば?]
鈴は、チラッと、蒼空の方を見て、私の肩をポンッと叩くと、耳元で、そう囁いた。
[う…ん。
彼が、私の知ってる蒼空なら、アタックするけど…もし、私の知ってる蒼空じゃないなら、付き合いたくない…。
私は…やっぱり、蒼空がいい…。]
私も、チラッと、蒼空を見てから、鈴の耳元で囁いた。
[そうなんだ…。
そこまで、初恋の彼のこと…好きなんだね…。]
[う…ん。]
そう話をしながら、5分ほど歩いて、カラオケボックスについた。
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