10年後…再会…☆愛泉side☆

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鈴は、“斎藤”と聞いて、納得したのか、頷いて、ニコッと笑った。 「そうだったんだ。 それじゃ、皆、揃ったし、カラオケボックス行こっか。」 鈴が、そう言うと、皆、頷いて、合コン場所のカラオケボックス目指して歩きだした。 しばらくして、鈴が、私のところに来た。 [愛泉…。 今、話しかけてきた子が、たぶん、柊木 蒼空君だよ!! どう?イケメンでしょ? もし、初恋の蒼空君じゃなかったとしても、気に入ったなら、付き合っちゃえば?] 鈴は、チラッと、蒼空の方を見て、私の肩をポンッと叩くと、耳元で、そう囁いた。 [う…ん。 彼が、私の知ってる蒼空なら、アタックするけど…もし、私の知ってる蒼空じゃないなら、付き合いたくない…。 私は…やっぱり、蒼空がいい…。] 私も、チラッと、蒼空を見てから、鈴の耳元で囁いた。 [そうなんだ…。 そこまで、初恋の彼のこと…好きなんだね…。] [う…ん。] そう話をしながら、5分ほど歩いて、カラオケボックスについた。
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