10年後…再会…☆愛泉side☆

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私は、しばらく、その場から動けなかった。 [明日…さっきのクリスマスツリーの下で、会うって約束…覚えてるから…。] そう言いながら、すれ違った蒼空…。 その声は、すごく優しい声だった。 “何で? 蒼空…私を覚えてるなら…何で、あんな冷たい言い方するの?” 私が、そう心の中で呟きながら、蒼空の後ろ姿を見つめてると、柚月と花奏が来た。 「愛泉、何、ボーッとしてんの? ほら!!行くよ!!」 柚月が、そう言って、私の腕を引っ張った。
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