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私は、しばらく、その場から動けなかった。
[明日…さっきのクリスマスツリーの下で、会うって約束…覚えてるから…。]
そう言いながら、すれ違った蒼空…。
その声は、すごく優しい声だった。
“何で?
蒼空…私を覚えてるなら…何で、あんな冷たい言い方するの?”
私が、そう心の中で呟きながら、蒼空の後ろ姿を見つめてると、柚月と花奏が来た。
「愛泉、何、ボーッとしてんの?
ほら!!行くよ!!」
柚月が、そう言って、私の腕を引っ張った。
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