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圭一君は戻ってくると、用事が出来た、と言って、帰っていった。
そして、私達もその少し後に帰った。
魅ぃちゃんは、叔父さんのアルバイトがあるからと言って、帰ったからだ。
帰っている途中、圭一君が走って行くのが見えた。
私は、好奇心が抑えきれず、ついていくことにした。
河原に着くと、圭一君はそこにいた。
「圭一君…」
「レナ…もう、邪魔をしないでくれ…。」
「え?」
「もう一度だけ聞く。…さっきからなんで、おってくるんだよ…!」
「…圭一君が走ってたから…」
「…鉄平はまだ沙都子を虐めている。…助けるために*すんだ。」
え…
圭一君は何を話しているの?
魅ぃちゃんは、大丈夫だっていってた…
…それが魅ぃちゃんの嘘だったら…?
「…本当に…いるの?」
「さっきから言ってるだろ!俺はそれをみた!」
「…」
そうか…
魅ぃちゃん…嘘をついてたんだ…
信じてたのに…
「…圭一君、帰りなよ。」
まだ続いているなら…
「それとも、私を打ち倒していく?」
私がやろう…
「なら、かかってきなよ!」
圭一君には、こんなこと、してほしくないから。
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