綿流し

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圭一君は、ゆっくりと倒れた。 …私には、何が起こったのかわからなかったけど、とりあえず圭一君を家に連れていこう。 「…っていうわけで、圭一君の所にいてくれないかな?」 「…わかった。何の用事だか分からないけど、頑張りなよ。」 「…うん」 さあ、沙都子ちゃんを助けに行こう。 最善策かどうかはわからないけど、私は仲間をたすける。 沙都子ちゃんの所に着くまでに、何度も同じワゴン車が通った気がする。 …気のせいかな…。 …鍵は……開いてる。 鉄平は………いない。 …まさか、圭一君も魅ぃちゃんも嘘をついてる? 魅ぃちゃんは、実際には鉄平をどうにかしていなかった。 圭一君は、すでに鉄平を*していた。 そうなの? いや、きっとそうだ。 ひどいよ… 仲間だとおもってたのに。 そうやって私をからかってた。 だから、もう。 …仲間なんかじゃない。
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