そして…

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そして…

目が覚めると、辺りは不気味なほどに静かだった。 陽はすでに昇っている。 …この時間だと、みんなは学校…か… 遅刻だけど…行こう… ……この静けさが、ひぐらしがないていないことに、いまさらきづく。 おかしい………なにかが変… 学校が見える… 今は授業中…? …校庭に並ぶ袋。 その数は、尋常じゃなかった。 そして、そのまわりには多分、自衛隊みたいな人達がいる。…本物? 一人がこっちに向かってきた。 「君!どこにいたんだ?」 「え…。…あっちの、…ダムの方に…」 「…生存者発見。いまから、そちらへ連れていきます。」 生存者?私はみんなに会いに来たんだけど… 「…」 かれはなにもいわず、ラジオを私に聞かせた。 「…見沢の…沼から発生したとの…い府はそういってますね。」 「ええ。そして、生存者は今のところ0ということですが…」 なに?この人達はなにを言ってるの?
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