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「ほら、千良くん学校行くよ!!」
「あー、聞こえない聞こえない…」
「ふぅん。あ、光ちゃん…」
「どこっ!!」
「十分聞こえてる。さっ、学校行こうか。」
そう言って千良の鞄の紐を掴み、柊はバスの中へルズルと引っ張っていく。
「ちょ…柊離せ!!俺は用事ができた!!光に大事な用事が!!」
「はいはい。それは学校帰ってからねー。」
プシューと、ドアの締まる音がし、エンジン音と共に千良と柊の乗ったバスは暁館から出発した。
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