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「病気じゃねーの。ダッセ~!!」
ゲラゲラ笑い転げるクギに蹴りが炸裂したのは、この3秒後のことである。
世界は、いつ変わってもおかしくない。
きっかけは、なんでもいいのだ。
隕石でも、未知の病原菌でも、世界を揺るがす大事件でも、はたまた。
天下無欠の武器であろうとも。
「見つけた…」
そして、今世界は変わろうとしている。
平和から戦慄へ。
希望から絶望へ。
表から裏へ。
「百八憑器の内の一つ。」
始まりか終わりか。
決めるのは、人間ではない。
「第六七業器」
それは、
「焔王の小手」
神である。
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