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ロシア、スモレンスク―
ワー! ワー!
ここでは壮絶な攻防戦が繰り広げられていた
現在の戦況はドイツ軍優勢、
スモレンスクは陥落間近だった
そんなとき
「ん…なんだ、あれ?」
一人の兵士が空を指さした
そこにいる皆が上を見上げると
「「何あれ」」
「何アレとは失礼な!私はカミサマ。カミチャンって呼んでねん♪」
空からカミサマと名乗るものが降ってきた
そして誰も聞いていないのに、ここへ降りてきた理由をぺらぺら喋りだした
「ちょっと最近、戦争多すぎです!それを阻止するためここへやってきたのが私!」
「貴方たちの上司は典型的な独裁者気質、これ以上ヒステリック化が進むと本気で世界ぶっ壊しかねません」
「な・の・で!」
「彼らには反省を兼ねて、ちょっと現世界から離れてもらいます!」
「ではいきますよー!はらひれはれはれぱらりんこ~♪いざ、パラレルワールドへ!」
カミサマが嘘くさい呪文を唱えると…
ドイツ軍指令室―
「スモレンスク陥落の知らせはまだか?」
「陥落は間近、もう暫くお待ちください」
「そうk」
金髪の男は光に包まれて消えてしまった
「「閣下ーッ!!??」」
ソ連軍指令室―
「スモレンスクの望みは薄い…モスクワだけは死守しなければ……」
「………」
「アドルフめ…、私を裏切った罪は重いz」
青髪の男も光に包まれて消えてしまった
「「同志―ッ!!??」」
スモレンスク
「よしっ、完璧☆他にも何人か移したし…大丈夫よね」
自称カミサマは再び空へと戻っていった
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