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中に入ってきたのは、先ほど名前があがった2人。 蒼軌修君。翔子ちゃんと同じで小学校からお友達。サッカー部のエースで生徒会長。 坂城晃稀君。サッカー部のキャプテンで、私の好きな人。 「あれ、学食で食べてくるんじゃなかったの?」 「もう食べ終わった。なんか今日混んでたから、ここに避難してきた。ほい、みやげ」 修君が翔子ちゃんにプリンを渡した。 「どうしたの?」 「食堂のおばちゃんがくれた。晃稀ももらってたよな」 「水野か杉食べるか?」 「わたし甘いのはあんまりだから、さつきにどうぞ」 りょんちゃんが、にやにやしながら私を見た。 坂城君は、私のところにきて、プリンを渡してくれた。 「ありがとうございます」 坂城君にお礼を言うと、何も言わずに修君の隣に座った。
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