第一章「異変」

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「風間また雪村千鶴をみていたのですか?」 その問いに素直に千鶴を見ていなかったとは言えるわけがない俺は 「あぁそうだ千鶴を見ていた」 と短く答えたが少し間を置いてしまったため天霧がそれを見逃すはずもなく 「本当に雪村千鶴をみていたのですか?」 やはりなこうなれば天霧はとことん問いただす 「あぁそうだ雪村千鶴を見ては居ない」 「では誰を?」 俺は天霧に外を見るよう促した 「新選組は巡察中ですか」 「あぁ俺が気になるのはあの土方か手を引いて連れているあの男だ」
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