第二章

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役割分担も、もう決められていて、私は外掃除だった。 「はあ~.....やだな~、外寒いのに~.....」 「仕方ないよ。もう決まっちゃってたんだから」 苦笑しながら、答えてくれる佳奈ちゃん。たまたま、同じ掃除場所だったのだ。 2人して、駄弁りながら適当にホウキを動かす。 「それにしても、佳奈ちゃんと喋れて良かったよ~。きっと私、佳奈ちゃんと喋らなかったら、もう友達出来なかったかも~」 「そんなことないよ。愛ちゃんなら、私以外でも仲良くなれるよ!」 などとたわいのない会話をしながら、塵取りで葉っぱなどを取った時だった。
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